好きじゃない、なんて言っても

気が付くと

いつも後ろをついてくるキミがいた。


誰も頼んでいないのに。

誰からの指図も受けていないのに。

いつもの気紛れで推理を始めると

いつしかともに行動をとるようになった。




暇だから?

それとも、興味本意?




会話の流れで

あれこれと過去を問われることもあった。

正直、自分を詮索されるのは好きではない。

とは言うものの。




気が付くと

それが心地良いと感じる自分がいた。

話をはぐらかすと

キミはいつも後ろから追いかけてくるから。

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