「ん、んん......」

ひどく頭が痛い。
二日酔いだ。

不快な目覚めを払うように、亀山は鬱陶しげに寝返りをうった。
ひどく重い眠気を引きずりながら薄く目を開けると、隣に人の気配があった。
(ああ、そうか....)
ぼんやりとした頭で昨夜の出来事を思い返してみる。
昨夜、角田課長に誘われて飲みに出た自分は
色々と話し込んでいるうちにひどく酔っ払ってしまった。
そしておそらく、酔ったイキオイのまま右京サンと...。


................................。



ちょっと待て。
確かあの時右京サンは課長の誘いを断ったはずだ。
だから飲みに行ったのは課長と自分のふたりだけだったのだ。


...じゃあ、ここにいるのは.........?


ばちっと目を覚ませて身体を起こした。
何故か、何も着ていない。
そして今居るのはまったく見覚えのない部屋のベッドの上。
頭は二日酔いでガンガンしているが、下半身には妙な爽快感が...。

まさか.....まさか.......!!

おそるおそる、自分の隣に眠る人物を振り返った。


「...んぁ?もう朝かぁ........?」
絶妙のタイミングで彼は目を覚ました。
妙に間の抜けた声音は、明らかに自分の知ってるあの人の声で。
「あ....お、おはようございマス..............課長」
信じられない思いで、いやむしろ信じたくない思いいっぱいで顔がひきつる。
だが他に言いようもなくてそう言えば、自分のよく知る笑顔で彼は返事をした。
「よっ、おはようさん!」
混乱している亀山をよそに、角田は気合いをいれて起き上がった、
「ぅおっ、腰いて〜」

やっぱりか−−−!!!!

角田のうなり声とともに亀山は頭を抱えた。
この状況からして行き着く答はただひとつ。
だがやはり真実を追求しないわけにはいかないので
意を決して聞いてみた。
「課長、あの...俺、昨日は一体.......」
「あ?
 あー、びっくりしたぞ昨日は。
 イキナリ『右京サ〜ン』とか言いながら押し倒してきてよ」
思わず泣きたい衝動に駆られた。
よりにもよって、あの右京サンと課長を間違えるなんて。
そしてあろうことかコトに及んでしまうなんて.....。
右京が知ったら何と言うか。
「いくら人違いだって言っても聞かねぇしよ、なんだ、タマってたのか??」
頭の中が真っ白になっている亀山とは対照的に角田はいつもの笑顔であしらっている。
彼はいそいそと服を身につけると立ち上がり、亀山の肩をぽんっと軽く叩いた。
「まぁ、そういうこともあるわな。あんまり気にすんな?」

あってたまるか!!

心の中でツッコミは入れても、あまりのショックに言葉が出て来ない。
すっかり固まってしまった亀山をよそに角田はジャケットを肩に担ぐと
いつもの調子そのままで部屋を出て行った。
「若いって良いよなぁ〜。こっちゃ腰がガタガタだ」
などと零しながら。


誰か、タチの悪いギャグだと言ってくれ....。

ベッドの上にぽつんと残された亀山は
どうして良いのか解らずにいつまでも固まっていた。

ネタ提供:佐伯みのるサマでしたvv

いかがだったでしょう。亀山×課長。
略してかめちょv(言い方だけ妙にかわいい...)
ギャクですから!!(爆笑)
唐突にふたりしてかめちょに盛り上がり
そして唐突に送られてきたみのののネタを(『の』が多い『の』が!)
わたし色にリメイクさせていただきました♪
コレって合作?ねぇ、合作??(笑)
ギャグとは言いながらも
電車の中で真剣にネタ出ししている腐女子がふたり。
途中で『実は亀山はマジ惚れバ−ジョン』とか出来上がって
どうしようかと思いましたよ!!
しかも連載企画まで...!?
いやぁ、萌えた萌えたvv

これを見てかめちょにハマった方が居たら連絡ください(えぇっ!?)





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